日本人は、
古来より
自然を尊び
それぞれの地域で
文化を育ててきた。

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禊祭りの
由緒と歴史

日本人は、古来より自然を尊び
それぞれの地域で文化を育ててきました。
しかし世の中の移り変わりの激しい今日では、
自然とのかかわりのうすい生活が一般的になり、
各地の昔からの行事の伝承が
より必要になってまいりました。

この池ノ上の葛懸神社「みそぎ祭り」は、
水の氾濫による災害に苦しむ人々が、
厄を払い新しい気持ちで
神様をお迎えする祭としておこなわれてきました。
一千年近い以前からおこなわれていると
思われるこの祭りは、
「応永の大飢餓の年から殊に厳しくおこなわれるようになった」
といい伝えられてきています。
長良川での三度のみそぎで身を清め、
大根・いわし・ご飯をうるしの箸を添えてお供えするのは、
大昔から変わらぬことなく守られてきました。

平成五年 葛懸神社宮司 後藤忠彦
※「池ノ上の歴史と禊祭」より抜粋